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目の下のたるみは自力で治せる?セルフケアの限界と治療法を梅田の医師が解説

2026.09.07
目の下のたるみは自力で治せる?セルフケアの限界と治療法を梅田の医師が解説

監修:前原律子 医師(日本ウェルネス再生クリニック 副院長)

目の下のたるみをなんとかしたくて、マッサージや高価なアイクリームを続けている――。それでも見た目があまり変わらないなら、原因がセルフケアの届かないところにあるのかもしれません。

このコラムでは、大阪・梅田の日本ウェルネス再生クリニック副院長 前原律子医師の監修のもと、診療で感じていることをもとに、目の下のたるみの原因、自分でできるケアとその限界、避けたいNGケア、クリニックに相談する目安までを整理してお伝えします。

目の下の「たるみ」の正体 クマや脂肪のふくらみとの違い

「たるみ」とひとくくりにされがちな目元の悩み

目の下の変化が気になると、多くの方は「たるみ」という言葉でまとめて表現します。ところが診察してみると、皮膚がゆるんでいるのではなく、目の下の脂肪(眼窩脂肪)が前に押し出されてできたふくらみや、そのふくらみが落とす影によるクマが主な原因になっているケースが少なくありません。

当院では、患者さんと一緒に鏡を見ながら、気になる部分が「皮膚のたるみ」なのか「脂肪のふくらみ」なのかを確認し、原因をわかりやすくご説明しています。なお、当院では外科手術を行っていないため、手術が適していると考えられる場合には、院内の施術を無理にすすめることはせず、その方にとって望ましい選択肢をお伝えすることを大切にしています。

目の下で起こっている5つの変化

目の下のたるみは、ひとつの原因だけで起こるものではありません。年齢とともに、次のような変化が少しずつ重なって現れます。

  • 皮膚の奥(真皮)のコラーゲンが減る
  • 加齢や乾燥によって真皮のヒアルロン酸が減る
  • 長年浴びてきた紫外線の影響で、弾力を保つエラスチンが変性する
  • これらが合わさり、肌のハリ・弾力が低下する
  • 骨が少しずつ痩せて目のくぼみ(眼窩)が広がり、その結果として眼窩脂肪が前に出てくる

スキンケアやマッサージが働きかけられるのは、主に皮膚の表面に近い部分です。奥にある脂肪の突出や骨格の変化までは届かないため、セルフケアを続けても変化を感じにくい場合は、まず原因を見極めることが大切です。

セルフケアでできること・できないこと

自分でのケアで変化が期待できるもの

すべてをクリニックに頼る必要はありません。乾燥による細かいシワや、むくみで目元が重たく見えている場合は、日々のケアや生活習慣の見直しで変化が期待できることがあります。

  • 保湿と紫外線対策:乾燥や光老化の進行をゆるやかにする
  • 十分な睡眠:むくみや血行不良による暗い印象をやわらげる
  • 塩分・アルコールのとりすぎを控える:一時的なむくみを軽くする

セルフケアでは根本的な改善が難しいもの

一方で、眼窩脂肪の突出や大きな皮膚のたるみは、セルフケアだけで根本から改善するのは難しいと考えられます。原因が皮膚より深い部分にあるため、どれだけ質の良いアイクリームを使っても、見た目の変化にはつながりにくいのが実情です。

目の下のたるみを悪化させやすいNGケア

目の下のたるみを悪化させやすいNGケア

目元の皮膚はとても薄く、デリケートな部位です。よかれと思って続けているケアが、かえって状態を悪くしていることもあります。

強くこする・頻繁にマッサージする

目元を強くこすったり、毎日のようにマッサージしたり、無理に引き上げるようなケアを繰り返したりすると、色素沈着や乾燥、細かいシワの悪化につながることがあります。クマをなんとかしようと触り続けた結果、くすみが濃くなってしまったという方も珍しくありません。

美顔器やアイクリームに頼りすぎる

美顔器やアイクリームを使う方も多いのですが、摩擦が増えて皮膚の負担になることがあります。また、眼窩脂肪の突出が原因の場合は、こうしたアイテムだけで根本的な改善を目指すのは難しいケースがほとんどです。アイクリームを何種類も重ねて塗ると、刺激や摩擦が増えて乾燥や赤みにつながることもあります。

そのほかに注意したいケア

  • 温めたり冷やしたりを極端に繰り返す(一時的に変化しても根本の改善にはつながりにくい)
  • SNSで見かける「クマ取り体操」をやりすぎる(目まわりの筋肉や皮膚に負担がかかる)
  • コンシーラーを厚く塗る(シワや凹凸が強調され、かえって老けた印象になる)

目元のケアは「頑張りすぎるほど逆効果になりやすい」と覚えておきましょう。

自己流ケアを続けて受診が遅れると

長い間セルフマッサージや自己流のケアを続けたことで、色素沈着や乾燥、細かいシワが強くなり、治療に時間がかかってしまうケースがあります。また、実は眼窩脂肪の突出なのに「たるみ」だと思い込み、スキンケアだけで様子を見ているうちに状態が進んでしまうことも。早い段階で原因がわかっていれば、よりシンプルな方法で対応できた可能性もあるため、気になった時点で一度相談していただくことをおすすめします。

セルフケアで様子を見る?クリニックに相談する?

「この程度なら大丈夫」「このサインが出たら受診」といった、ひとつの明確な基準があるわけではありません。皮膚・脂肪・骨格などを総合的にみて判断するため、迷ったら一度診察を受けていただくのが確実です。そのうえで、目安としては次のように考えるとよいでしょう。

セルフケアで様子を見てもよいケース

  • 乾燥による細かいシワや、一時的なむくみ・くすみ程度
  • 睡眠・紫外線対策・保湿などで変化を感じられている

クリニックへの相談を考えたいケース

  • 目の下のふくらみが年々目立ってきている
  • 影によるクマがいつも消えない
  • 周りから「疲れてる?」と言われることが増えた
  • メイクで隠しにくくなってきた

このような場合は、骨格や脂肪の突出、皮膚のたるみが関わっていることが多く、早めに診察を受けることで自分に合った選択肢が見つかりやすくなります。

目の下のたるみが進みやすい人のチェックリスト

当てはまる項目が多い方は、一度目元の状態を確認してみることをおすすめします。

生活習慣・目の使い方

  • 睡眠不足や疲れがたまっている状態が続いている
  • スマートフォンやパソコンを見る時間が長い
  • ストレスや眠りの浅さから血行が悪くなりやすい
  • 塩分の多い食事や飲酒でむくみやすい
  • 急なダイエットや体重の増減を繰り返している

目元への刺激

  • 目をこするクセがある
  • 花粉症やアレルギーで目元をよく触る
  • 紫外線対策がおろそかになりがち

体質・骨格

  • 乾燥しやすく、皮膚が薄いほうだ
  • もともと目の下に影やふくらみが出やすい骨格だ

皮膚の薄さや骨格、脂肪の出やすさは体質による部分も大きく、20〜30代でも目立つ方がいらっしゃいます。「まだ若いから」「年齢だから仕方ない」と決めつけず、気になった時点で相談して大丈夫です。

診察室でよく出会う目元のお悩みパターン

来院される方には、次のような共通点がよくみられます。

  • クマの原因は寝不足だけだと思っていた
  • 高価なアイクリームを何種類も試してきた
  • コンシーラーで隠そうとして、厚塗りになっていた
  • 毎日マッサージを続け、色素沈着やたるみがかえって目立つようになった
  • 写真やオンライン会議の画面で、初めて目元の老け感に気づいた

心当たりのある方は、ケアの方法を見直すタイミングかもしれません。

梅田の日本ウェルネス再生クリニックでの目の下のたるみ治療

梅田の日本ウェルネス再生クリニックでの目の下のたるみ治療

原因に合わせて治療を選ぶ

目の下のたるみやクマの治療で大切なのは、「たるみ」「クマ」とひとまとめにせず、何が主な原因なのかを見極めたうえで方法を選ぶことです。当院では、たとえば次のような選択肢を検討します。

  • ボリュームが減って影が強く見える場合:ヒアルロン酸注入やPRP注入
  • ハリの低下や細かいシワが気になる場合:再生医療によるアプローチ
  • 軽いたるみの引き締めを目的とする場合:デンシティなどの熱を使った治療

眼窩脂肪の突出が強く、構造的に手術が適していると考えられる場合は、無理に手術以外の治療を行うのではなく、その限界も含めて正直にご説明します。

治療のリスクと費用について

これらの治療は自由診療です。注入治療では内出血・腫れ・赤みなど、熱を使った治療では一時的な赤みや腫れなどが起こることがあり、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。診察では、現在の状態、治療の候補、見込まれる変化、起こりうるダウンタイムや合併症をすべてお伝えしたうえで、ご予算やご不安な点をうかがいながら一緒に方法を絞り込んでいきます。

目の下のたるみのよくある質問

Q.目の下のたるみの原因は、自分で見分けられますか?

A.鏡を見て「ふくらみがある」「影がある」「皮膚がゆるんでいる」のどれが目立つかを観察するのが第一歩です。ただし、正確に見極めるには医師の診察が必要です。診察室では「原因は何ですか?」「手術しないと無理ですか?」というご質問を特に多くいただきます。

Q.手術をしなくても改善できますか?

A.原因によって異なります。肌のハリ低下やボリューム不足が主な原因であれば、手術以外の治療で対応できる場合があります。一方、眼窩脂肪の突出が強い場合は、手術以外の方法では限界があることも率直にお伝えしています。

Q.アイクリームに効果はありますか?

A.保湿によって乾燥による細かいシワを目立ちにくくするなど、乾燥対策としては役立ちます。ただし、眼窩脂肪の突出や骨格の変化には届かないため、アイクリームだけに頼りすぎないことが大切です。

Q.まず何から始めればいいですか?

A.主な原因がどこにあり、どんな治療の候補があるのかを知るだけでも、先の見通しが立ちやすくなります。方法は手術だけではありませんし、費用面も含めて相談できますので、まずはクリニックで話を聞いてみてください。いくつかのクリニックで説明を聞き、比較してみるのもひとつの方法です。

まとめ 目の下のたるみは「原因の見極め」が近道

  • セルフケアで期待できること:保湿・紫外線対策・睡眠・塩分の管理(乾燥やむくみへの対策)
  • セルフケアでは届きにくいこと:眼窩脂肪の突出・骨格の変化・皮膚の奥の構造の変化
  • 避けたいNGケア:強いマッサージ・こする・アイクリームの重ね塗り・コンシーラーの厚塗り
  • 相談の目安:ふくらみが年々目立つ・影のクマが消えない・疲れて見えると言われる

目の下の変化は、年代を問わず気になり始めた段階で相談していただいて大丈夫です。梅田の日本ウェルネス再生クリニックでは、「原因は何か」「自分に合う方法はどれか」を医師が一緒に整理するところから始めています。情報収集の段階でも、お気軽にご相談ください。

※本記事は医療情報の提供を目的としたものであり、特定の診断や治療をおすすめするものではありません。目の下のたるみ・クマの治療については医療機関にご相談ください。効果には個人差があります。

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執筆者

医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック 

理事・副院長 前原律子

経歴

  • 2009年
    国立大分大学医学部 卒業
  • 2009年
    神戸大学医学部附属病院にて初期臨床研修
  • 2011年
    神戸市立医療センター西市民病院 外科
  • 2014年
    神戸大学医学部附属病院 食道胃腸外科
  • 2014年
    神戸大学大学院医学研究科 博士課程 入学
  • 2016年
    神戸大学大学院医学研究科 博士課程 修了
  • 2016年
    医療法人前幸会 ささゆりヘルスクリニック 開院
  • 2020年
    医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック副院長就任

資格・所属学会

  • 日本外科学会 外科 専門医
  • 日本再生医療学会 認定医
  • 日本癌治療学会 がん治療認定医
  • JATEC プロバイダー
  • TNT certificate
  • 日本外科学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本癌治療学会
  • 日本美容外科学会
  • 日本美容内科学会
  • カスタマイズ治療研究会

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