監修:前原律子 医師(日本ウェルネス再生クリニック 副院長)
水光注射を受けてみたいけれど、「次の日に仕事があっても大丈夫?」「赤みや内出血はどのくらい残るの?」と、施術後の経過が気になって踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
水光注射はダウンタイムが比較的少ない施術ですが、まったくないわけではありません。このコラムでは、大阪・梅田の日本ウェルネス再生クリニック副院長 前原律子医師の監修のもと、施術後に起こりうる症状と回復までの目安、過ごし方の注意点、洗顔・メイクのタイミング、予定の立て方までをまとめました。
水光注射のダウンタイムは「少ないけれどゼロではない」
水光注射の仕組み
水光注射は、細い針が複数並んだ専用の機器を使って、ヒアルロン酸やビタミン、成長因子などの成分を肌の真皮層へ届ける施術です。一定の深さに均一に注入しやすいのが特徴です。
一方で、針を刺して成分を入れる以上、施術後の肌には何らかの反応が起こります。どの程度出るかは、注入する量や成分、肌の状態、施術部位などによって変わります。
「すぐ普段どおり」と思い込まないことが大切
「ダウンタイムはほとんどない」と聞いて来院される方もいらっしゃいますが、当院では施術前に、赤み・腫れ・針跡・内出血などが起こる可能性があること、その出方や落ち着くまでの期間には個人差があることを丁寧にご説明しています。大切な予定やイベントが控えている場合は、余裕をもって施術日を決めていただくようご案内しています。
施術後に起こりうる症状と回復の目安
水光注射のあとに起こりやすいのは、主に次の5つの反応です。当院でご案内している回復までのおおよその目安とあわせてご紹介します。
| 症状 | 主な原因 | 落ち着くまでの目安 |
|---|---|---|
| 赤み・熱っぽさ | 針の刺激による一時的な反応 | 数時間〜翌日ごろ |
| 針跡(点状の赤み) | 針を刺した部分の跡 | 翌日〜3日ほど(翌日にはメイクで隠せる程度のことが多い) |
| むくみ・腫れ | 注入した成分や水分が広がるため | 当日〜翌日ごろ |
| 乾燥感・つっぱり | 肌のバリア機能が一時的に変化するため | 当日〜数時間ほど |
| 内出血 | 細かい血管に針が触れるため | 多くは1〜2週間ほど(部位や体質により2〜3週間) |
※回復の目安には個人差があります。目の周りなど皮膚の薄い部分は、腫れや内出血が出やすい傾向があります。
内出血が出たときの経過と対処法
内出血は自然に吸収されていく
水光注射は皮膚の浅いところへ細かく注入するため、毛細血管に触れると青あざのような内出血が出ることがあります。すべての方に起こるわけではありませんが、出た場合は多くが1〜2週間ほどで自然に吸収されていきます。部位や体質によっては2〜3週間ほどかかることもあります。
内出血を目立たせないための過ごし方
血行が良くなると内出血が広がったり目立ったりしやすくなるため、施術後しばらくは激しい運動や飲酒、長時間の入浴、サウナを控え、施術した部分を強くこすらないようにしましょう。色が少しずつ薄くなっていれば、回復に向かっているサインです。
内出血が出やすい方の傾向
内出血の出やすさは人によって異なります。皮膚の薄い部分(目の周りなど)に施術する場合や、血管が透けて見えやすい方、肌が敏感な方は出やすい傾向があります。また、血液をサラサラにするお薬(抗凝固薬・抗血小板薬など)や一部のサプリメントを飲んでいる方も、内出血が起こりやすくなる可能性があります。
当院では施術前に、これまでの病気やお飲みのお薬、アレルギーの有無、肌の状態を確認したうえでリスクをご説明しています。内出血の可能性を完全になくすことは難しいため、起こりうる反応としてご理解いただき、ご予定との兼ね合いも含めて相談しながら施術を進めています。
ダウンタイム中に控えたい4つのこと
施術後の肌は、一時的にバリア機能が低下した状態です。次の行動は、ダウンタイムを長引かせたり肌トラブルにつながったりする可能性があるため、しばらく控えましょう。
激しい運動・サウナ・長風呂
血行が良くなることで、内出血が広がったり、赤みや腫れが強く出たりする場合があります。
飲酒
血管が広がり、内出血が目立ちやすくなる可能性があります。
施術部位をこする・マッサージする
肌への刺激となるほか、注入した成分が広がってしまうことがあります。
長時間紫外線を浴びる
バリア機能が落ちている肌に紫外線が当たると、色素沈着のリスクが高まる可能性があります。外出時は日焼け止めや帽子などで対策しましょう。
洗顔・メイク・スキンケアはいつから?
洗顔は3時間後、メイクは翌日から
当院では、施術当日は肌への刺激を避けるため、洗顔は施術から3時間ほどあけていただき、メイクは翌日から(施術後12時間以上あけて)可能とご案内しています。
施術後のスキンケアのポイント
ダウンタイムを早く落ち着かせるために大切なのは、特別なことをするよりも「肌を刺激から守り、回復を邪魔しない環境をつくること」です。
- 保湿をしっかり行う(美容医療後の肌向けに作られた医療機関専売のフェイスマスクなどもおすすめです)
- 洗顔やスキンケアはこすらず、低刺激の製品を使う
- 赤みやヒリつきが残っているときは、刺激の少ない日焼け止めをやさしくのせる
- 施術後2週間ほどは、ピーリング成分やレチノール、アルコールなど刺激の強い成分を含む化粧品を避ける
施術直後に刺激の強いスキンケアを使ったり、摩擦の強いマッサージをしたりすると、赤みやヒリつきが長引くことがあります。
翌日の仕事や大切な予定はどう考える?
翌日に仕事がある場合
翌日に仕事がある方でも施術は可能です。ただし、赤みや針跡、軽い腫れ、内出血が出る可能性はあります。メイクやマスクでカバーできる程度のことも多いものの、接客業など人前に出るお仕事で見た目が気になる方は、お休みの前日に施術を受けていただくことをおすすめしています。翌日マスクを着けられる環境であれば、マスクでカバーしていただいても問題ありません。
日程の調整をおすすめするケース
- 1週間以内に結婚式や写真撮影など大切な予定がある
- 翌日人前に出る予定があり、マスクを着けられない
- 少しの赤みや腫れでも気になる
また、肌が敏感になっている時期や体調がすぐれないとき、強い日焼けの直後、肌荒れや炎症があるときは、施術を延期したほうがよい場合があります。
こんな症状はクリニックへ連絡を
赤みや針跡、軽い腫れ、内出血は一時的な反応として起こりえますが、次のような場合は自己判断せず、早めに施術を受けたクリニックへご連絡ください。
- 赤みや腫れが数日たっても引かず、だんだん強くなっている
- 強い痛みや熱っぽさがある
- 腫れが広がる、左右差がはっきり出ている
- 内出血が時間とともに広がっている
- 膿、強いかゆみ、発疹など、いつもと違う症状が出ている
水光注射のダウンタイムに関するよくある質問
Q.「ダウンタイムなし」と聞いたのですが、本当ですか?
A.水光注射は針を使う施術のため、赤みや針跡、内出血が出ることがあります。多くの方は数時間〜3日ほどで落ち着き、翌日にはメイクで隠せる程度のことがほとんどですが、内出血が出た場合は1〜2週間ほどかかることもあります。経過には個人差がありますので、カウンセリングで確認してください。
Q.施術中に痛みはありますか?
A.針を使うため、まったく痛みがないわけではありません。痛みへの配慮の方法はクリニックによって異なりますので、不安な方はカウンセリングでご相談ください。
Q.肌の変化はいつごろから感じられますか?
A.ダウンタイムが落ち着いたあとに、肌のハリやうるおいの変化を感じる方が多いとされています。変化の感じ方やタイミングには個人差があります。
まとめ 水光注射はダウンタイムを知って予定を立てれば安心
- 水光注射のダウンタイムは比較的少ないものの、赤み・針跡・腫れ・内出血などが出ることがある
- 赤みは数時間〜翌日、針跡は翌日〜3日、内出血が出た場合は1〜2週間ほどが目安(個人差あり)
- 施術後しばらくは運動・飲酒・長風呂・摩擦・紫外線を控える
- 洗顔は3時間後から、メイクは翌日から
- 大切な予定がある場合は、余裕をもって施術日を決める
梅田の日本ウェルネス再生クリニックでは、肌の状態やライフスタイルをうかがったうえで、ダウンタイムの見通しや施術日の組み方まで丁寧にご説明しています。水光注射の内容や料金は水光注射のページをご覧ください。
水光注射は自由診療です。主なリスク・副作用として、赤み、針跡、腫れ、内出血、乾燥感などが起こることがあります。効果の感じ方には個人差があります。
※本記事は医療情報の提供を目的としたものであり、特定の診断や治療をおすすめするものではありません。施術については医師にご相談ください。
